春の黒松内岳(2017年5月21日)


6月10日の山開き前ではありましたが、春を感じさせるライトグリーンのブナ(椈)を見るために、道南は黒松内岳までやって来ました。
天気予報では曇り空でしたが、現地は青空。早朝から暑かったです。




それでは軽くブヨの歓迎を受けつつ登山開始、いきなりの急登が始まります。
うん。ここの特徴の一つですね。
最初から気合を入れ過ぎると息が上がるので、最初はゆっくりペースで高度を上げていきます。




登り始めてすぐに振り返ると、反対側の山の斜面にモコモコのブナが見えています。
天気がとてもいいのであります。




登坂中、左側斜面の若木のブナ。
ライトグリーンの光のシャワーが開始されました。




登山道右側斜面もライトグリーン。
このライトグリーンの光は不思議なことに本当に気持ちが良いのです。




ブナの葉の端についている産毛も光っています。
葉の透け具合もいいですねー。




急登をしていると、ブナの倒木地帯に突入しました。
以前は枝の間から眺めていた長万部岳ですが、ブナの樹が倒れてしまったため、丸見えになっていました。




グリーンとブルーの額縁の中に、残雪を抱える長万部岳。




イチゴ(苺)の花もたくさん咲いているのでありまーす。




ふと足元を見ると、脱皮後に体を乾かしている最中っぽいセミを見つけました。
この子はエゾハルゼミ(蝦夷春蝉)でしょうか。これから初夏の歌声を響かせるんだね♪




痛々しく根元から折れたブナが登山道を塞いでいました。
う回路は写真正面のブナとブナの間を通り抜けるのです。
痩せていないと通り抜けることが出来ないという地獄門なのでありまーす(笑)。




これまた随分と大きな倒木です。
でも、ここは枝で作られた階段があるので難なく通過できました。
とてもありがたいですねー。いつ作られたものなのでしょうねー。




ひっそりと咲いていたこの花はエゾイチゲ(蝦夷一華)でしょうか。




それにしても2015年に登った時は、このようにブナの樹があちらこちらで折れていたり、根こそぎ倒れているような状況では無かったです。
もしかして、台風被害なのでしょうか。
倒木を迂回したり乗り越えるポイントが多くて、以前のように平和に登ることが出来なくなっていました。




もう少しで尾根歩きという場所で残雪です。
こんな標高の低い場所でも、まだ残っているのですね。




急登が終わり、平和な尾根歩きが始まりました。
ここまで来ると、爽快な風が吹き抜けていきます。
汗がしたたり落ちている体にはとてもありがたい。




左手の谷の奥から「ゴゴーッ」という水の落ちる音が聞こえてきました。
きっとあの雪の下には、「しげ滝」などがあるに違いない。




ハクサンチドリ(白山千鳥)はこれからが出番のようです。




エゾヤマツツジ(蝦夷山躑躅)も取りあえず開店しました。




そして、ここの尾根道はシラネアオイ(白根葵)・ロードになっているのです。
基本、笹の中に紛れて咲いているので、撮影には不向きなので目で楽しみましたが、1~2か所、このように黒松内岳を入れて撮影できる場所もありました。




かなり登ってきました。7~8合目くらいでしょうか。
登山道の傾斜も急になってきましたぁー。
自分の足腰が疲れたと言っていましたが、容赦なく鞭を入れるのです。




撮影に不向きな足場の悪い場所でフギレオオバキスミレ(斑切大葉黄)の登場です。
可愛いので見過ごすわけにはいきません。頑張って撮影するのでした。




これまた随分と小さなシラネアオイですねー。
この辺りに咲いているシラネアオイは、皆小さなものばかりでした。
大きく咲く環境にはないのでしょうね。
比較のために、私の指入りです(笑)。私の指が巨大な訳ではありませ~ん!




さあ、最後の難関。
この手前と奥の残雪を斜めにトラバースしながら登るのです。
奥の残雪は大きくて、なかなかスリリングでした。
そして、実は登りの時よりも下りが怖かったです。




無事、黒松内岳の山頂に到着しました。
狭い山頂ですが、山開き前なので誰も居ないのです。
標識の青いブリキの帽子がかなり変形してしまい年季が入ってきていますねー。




静かな山頂から長万部岳を撮影。
その後、ブヨの大群に大歓迎されたので、取り急ぎおにぎりを1個だけ食べ、直ぐに下山を開始しました。




この日の風景には霞がかかっています。
原因は何なのでしょうね~。湿度?黄砂?花粉?PM2.5?




ロープ場を下り、ザレた斜面を下り、平和な尾根道まで戻ってきました。
かなり離れたここから見ても、9合目付近のロープ場は急斜面だなぁー。




登坂中は花が閉じていたキクザキイチゲ(菊咲一華)でしたが、下山時には開花していました。




登坂時にはまったく気が付かなかったのですが、ブナには花(実になりかけ?)が付いていました。




ツルシキミ(樒)の花。
低木の花で、秋には赤くて丸い実をつけるのです。
私、花は初めて見たのかも知れません。




登山口近くまで下りてくると、再びライトグリーンの世界となりました。
その後、無事下山完了です。
今回は、靴を履きかえているときによく手足や首などをブヨに噛まれるので、登山靴を履いたまま直ぐに車を発進させて退散しました。
おかげさまでこの日の被弾はゼロ(多分)。
いつもブヨに噛まれている自分としては珍しいのでした。

ブナの息吹感じる、春の黒松内岳でありました。
(^_^)


撮影機材: CASIO EX-ZR3000

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