北アルプス 常念山脈縦走登山(中房温泉~燕岳~大天井岳~常念岳~一ノ沢) DAY3-4


9時20分頃、大天井岳と大天荘を後にする。
ここから先はアップダウンを繰り返しながら徐々に標高を下げていくことになる。




相変わらず稜線歩きはとても気持ちが良い。
大天井岳から常念岳に向かうこの稜線は少し先まで花畑になっている。
その辺りを年配のカメラ愛好家のグループが高山植物や風景をしきりに撮影していた。
話を聞くと、山小屋毎に2泊しながら撮影移動しているそうだ。それはさぞかし楽しいことだろうと思うのと同時に、カメラマン用の専用ザックが大きく重そうだ。
私が男性に「いい写真は撮れましたか?」と聞くと、その方は「全部いい写真だよ。」と答えた。くしゃくしゃの笑顔が印象的だった。




燕岳の燕山荘直下でも見かけたマルバコゴメグサが咲いていた。
この辺りの花は、密集してたくさん咲いている。きっと生育環境が適しているのだろう。




オトギリソウも同様に元気いっぱいに咲いている。




ガスのかかった草地やハイマツ帯を下っていく。
このように視界の悪い日は、天敵に狙われる可能性が低くなるため、ライチョウが活発に活動する傾向があるのだが、残念ながら姿を見ることは出来なかった。




途中にはロックガーデンのような場所もあった(振り返って撮影)。
特に石に明確な目印がついていることが無かったように思う。経験値の低い登山者がガスの中を歩いた場合、道迷いをする可能性を感じた。
この大天井岳から常念岳へのルートは、それまでの表銀座とは違い、標識もほとんど無くなり、急にローカルな雰囲気がある。
途中、同じ燕山荘からの2名パーティーの方に、「常念岳はこっちでいいのかな?」と聞かれた。それくらい、ローカルな雰囲気で不安になるということなのだ。
もちろん、北海道の山に比べるとそれほど悪くは無いと思う。




10時50分頃、常念小屋を示す標識を見る。この方向で間違いない。




ガスの中、ひたすら下り坂を進む。
ザレた道で、そこそこ傾斜のある場所もあり、慎重に足を運ぶ。




花は少なくなってきた。




11時5分、辺りは樹林帯になっていた。
どうも辺りに熊の香りを感じる。ここで立ち止まり、鈴を鳴らすこととした。




ところが、鈴を鳴らし始めて10分後、常念小屋に到着してしまった。
予定よりも1時間早い到着だ。さっそく宿泊の申し込みをすることとした。




小屋から見た常念岳は雲に覆われていた。
だが、天気はまだまだ持ちそうなので、ザックを小屋にデポし、サブザックに雨具などの最低限の装備を詰めて登ることにした。




ここから使うカメラは、CASIO EX-ZR3000に変更。




さあ、コースタイムでは山頂まで1時間20分だ。
まるで十勝岳のようなザレた斜面を登ること1時間。




真っ白な風景の常念岳頂上に立つことが出来た。この山頂標識はなかなか重たかった。
さすがにかなり疲れていたので、山頂で小休止したのち常念小屋へと下山を開始した。
やはり、山頂でいれた珈琲は飲みたいなと思いつつ...




斜面を下りながら主稜線方向を眺める。相変わらず雄大な風景だ。




振り返ると、先ほどまではガスで何も見えなかった常念岳が顔を出した。




山頂はご覧のような岩場なのだ。




半分ほど下山した辺りでトウヤクリンドウを見かけるようになった。




つぼみもたくさん見ることが出来たので、これからも続々と咲くのだろう。




下山はコースタイム1時間のところを40分で完了だ。
常念岳へ登るのに必要なスキルは、北海道でいうならば十勝岳レベルだと感じた。
ザレた岩歩きが出来る人ならば、誰でも登ることができよう。




下山途中、写真に小さく写っている長野県警山岳救助隊のパトロール隊員2名が背後から追い抜きざまに声をかけてくれた。
声のかけ方が「今日は常念小屋ですか?」と聞いてくる辺りは、登山者のリスクを瞬時に分析するためだろうと思った。




小屋に戻り、さっそく昼食の注文だ。醤油ラーメンを注文したのだが、具だくさんで最高に美味い!




もちろんと言っていいのだろうか。生ビールも注文し、一気に飲み干した。体に染み渡る。やはり、こんなに美味しい生ビールはこの世に無いと思う。
そういえば、ここに来るとき熊の臭いを感じ、鈴を鳴らし始めた辺りで親子熊が出たらしい。野生の勘は鈍っていない。

ここで常念小屋について自分なりの印象を書いておく。
先ず、宿泊者は水飲み放題、お茶も飲み放題だ。体の水分が抜けがちの登山者にとって、これはとてもありがたい。従業員も気が利いて親切だ。
雑誌やマンガ本が多く置いてあり、ゆっくり読書ができる。
トイレも部屋も清潔で綺麗だ。また、乾燥室があるので、濡れた衣類を乾かすことができる。
実に快適な山小屋なのだ。燕山荘とは違った良さがある小屋であり、私はとても気に入ってしまった。

夕食後は、売店で買った小さめの赤ワインをいただきながら、雑誌を読みふけった。
消灯は21時だ。寝袋風の布団に入り、枕元にヘッドライトを置いて就寝した。

DAY4は星空から始めよう。


撮影機材: Nikon COOLPIX P330、CASIO EX-ZR3000

コメント

このブログの人気の投稿

双眼鏡 Kowa SV32-8 を購入した!

ニセコ イワオヌプリ周辺の花散歩 アカモノ&ツバメオモト(2017年6月24日)

HANAZONO GOLFコースでニセコ鏡沼へ(2017年6月24日)

DUNLOP WINTERMAXX SJ8 + SUBARU FORESTER 2.0i-S EyeSight

曇り空のニセコ イワオヌプリ 後編(2017年7月1日)

SUBARU FORESTER 2.0i-S EyeSight 走行距離1000km突破しました!

大雪山 旭岳から裏旭を抜け中岳温泉へ足湯の旅2017 その2(2017年7月8日)

大雪山 旭岳から裏旭を抜け中岳温泉へ足湯の旅2017 その1(2017年7月8日)

大雪山 旭岳から裏旭を抜け中岳温泉へ足湯の旅2017 その3(2017年7月8日)